◆◆ ケンサクくんの建物探訪 【 H27・夏②+秋① 】
そういえば、書く書くと言ってそのままになっていた歌舞伎座の話を今回は少し…
建て替えられてから初めて、今年のお盆に東京銀座の歌舞伎座に行ってきました。
桃山様式の旧歌舞伎座は解体されて、伝統的な装いの劇場の上に、現代的デザイン
の29階建の「歌舞伎座タワー」がそびえ立つ、なんとも和洋折衷(?)な代物に変貌を
遂げてしまったのです。 夏真っ盛りの8月は「松竹創業百二十周年 納涼歌舞伎」で、
また11月には「十一世市川團十郎五十年祭吉例顔見世大歌舞伎」と、2度観に行って
写真もたまるので書かないわけにもいかず…というわけです。
なお、歌舞伎上演中の撮影は禁じられているので、海老蔵や染五郎、松本幸四郎さん
などの写真は撮れませんのであしからず。 建物の紹介です(^^)
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のぼりが立っ 今日やる演目 入口です 入口入ったロビー 必需品!歌舞伎観るならこれは借りて
てマス が看板に ごったがえしてます ください!同時解説イヤホンです!
お盆のときの席は1階の桟敷席(両サイドのボックス席ですね)です。
それぞれ扉がついており、 2人1組の個室仕様で、入ると机の上にはお茶が用意されて
います。 午前、午後の部それぞれ3幕あり、幕間(「まくあい」。幕と幕の間の休憩
時間)にみんなお弁当を食べ、お土産を買いに行ったりするのですが、この桟敷席だと
歌舞伎観劇中に係の方が音を立てずにそぉ~っと桟敷個室の扉を開け、特製のお弁当を
そぉ~~っと置いておいてくれます。 幕間になって、さてとと振り返るとお弁当が!
ちょっとびっくりします。
幕間にはみなさん一斉にお弁当を買い求めに行きますが……
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こんな感じです。みなさんも 幕が引かれ… 振り返るとお弁当が!! いつの間に?
イヤホンもってマスね
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お弁当、なかなか豪華です(^^) 食べてるうちにいつの 舞台のほうから観客席を望む
間にか幕が替わってます。今でいうテレビCMみたいな役割ですね。
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食べ終わったら、残った幕間で2階を探検。花道もはっきり見えます。
1番右の写真はロビーを上から見たところです。吹き抜けなんですね。
← 歌舞伎が終わると夜9時ごろになり、すっかり外は真っ暗です。
ライトアップされた夜の歌舞伎座もまた幻想的でいいですね(^^)
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次に、11月のときは「十一世市川團十郎五十年祭吉例顔見世大歌舞伎」、11世の市川團十
郎は市川海老蔵の祖父にあたります(12世團十郎は父)。 海老蔵だけでなく、尾上菊五郎、
片岡仁左衛門、市川染五郎(松たか子の兄)、坂田藤十郎、松本幸四郎(松たか子の父)
といった、大歌舞伎にふさわしいビッグネームもずらりで見ごたえありです。
演目も、海老蔵の成田屋ゆかりのものから、歌舞伎十八番の勧進帳まであります。
個人的には松本幸四郎の勧進帳弁慶が見てみたかったりするのですが、
マスコミには午後の1幕目の「江戸花成田面影」で、海老蔵の長男の
勸玄(かんげん)くんが 初お目見得(初めて歌舞伎の舞台に立つこ
と)をしたことで、大きくとり上げられてました。 まだ2歳です。
ニュースで見たことある方も多かったのではないでしょうか。
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← ↑ 秋の今回は花道脇の席で観劇です。 ここを歌舞伎役者たちが通っていきます。
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知ってるようで、なかなか触れる機会の少ない歌舞伎の世界、一度足を
踏み入れてみてはいかがでしょうか
言葉だけでも「大詰め」、「花道」、「二枚目」、「三枚目」、「大見得をきる」、
「お家芸」、「幕の内弁当」、「どんでん返し」、「十八番(おはこ)」、「板につく」…
実は歌舞伎って、意外と身近な存在なのかもしれませんよ(^^)
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