◆◆120年に1度
おはようございます。吉田です。
先週、土曜日に奥三河は設楽町で早朝山歩きをしてきました。(T-T)
なんで、わざわざそんな所までと言うと、設楽町の段戸湖一帯の原生林で群生していて
120年に1度しか咲かない珍しいササの花が一斉に開花しているのデス。
この機を逃せば、私は次は120年後の148歳??のときなので、たぶんもう見ることは
無理でしょう。永遠の28歳の私といえども、さすがに死んでます(笑)
これは『スズタケ』といわれるササの1種で、数ミリの黄色い花をつけています。
「そもそもササとか竹って花が咲くの??」って思っていたので、驚きです。
120年に1度のイベントなので、誰もが当然生まれて初めて見る光景ですし、
通常ササや竹は地中に地下茎を伸ばしていって増えていくという生態をもっており、
本来繁殖に花を必要としないので、「花が咲く」なんて印象すらないですよね?
更に不思議なことに、花を咲かせた竹や笹は、その後必ず枯れて死んでしまうのです。
どうして120年もの間まったく花を咲かせないのか、そして120年ぶりに花を咲かせた
と思ったらこのあたり一帯の国有林のササの原生林がなぜ枯れて全滅してしまうのか…
いまだに解明されておりません。
古来より、笹の花が咲くと飢饉や大災害がおこるというような言い伝えが日本各地に
あるようです。人間の一生に1度しかみることのない花が珍しすぎるために、逆に不気
味なのか、咲き終わった後あたり一帯枯れて全滅するところから「死のイメージ」がつ
いたのか、『何かの前ぶれ』、『不吉の前兆』として、昔は怖れられていたようです。
実際120年前の1896年(明治29年)はというと、1月に茨城沖でM7.9の地震、6月
には東日本大震災級、死者2万人超の明治三陸地震(M8.5、その後M7以上の余震数回)、
8月には秋田・岩手で断層内陸直下型の陸羽地震(M7.2) ※ウィキペディアより
今年は熊本.大分や、先日の北海道なども含め、震度6強や7を記録した地震がすでに8回
震度6弱以上を含めるとなんと14回もの大型地震が半年の間に起こっています(><)
…な、なんか似てません??
いよいよ、東海地方を襲う恐怖の巨大地震が来るのかも…なんか不安になってきますね…
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しかし、昔の人々からすれば、何か見たことのない5mmくらいの花が一斉に竹林で咲き
だして、 「なんだろ、これ-?」 とか「わ-い 花が咲いたー」 とかはしゃいでたら、
ほどなくして一帯5000ヘクタールの竹林が全滅し…
スマホもテレビもインターネットもない明治や江戸時代やそれより昔の人々には
恐怖でしかなかったのかもしれませんね…
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120年に1度のファンタジーか、はたまた何かの凶兆か、定かではありませんが
時間があれば一度森林浴がてらどうですか? 一生に1度きりですヨ
しかし、ひとつひとつの花は5mm程度の、本当にササやかな黄色い花でした。
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