◆◆ ケンサクくんのぐるめ紀行 【 81 】
すっかり桜が咲き始める頃になったのに、今回もずいぶん前の話…
今年の仕事始めの日のブログにダイヤモンド富士の写真を載せていましたが、今年の
お正月、富士山を見たついでに沼津でごはんを食べることになりまして… せっかく
沼津なら海の幸、しかも地魚を楽しめる回転寿司「すし之助 沼津本店」へGO!
ここは駿河湾の地魚以外にも、うに、しらす、いくらの軍艦には通常の3倍以上の具
を盛り、山盛りからあふれて皿にこぼれていたり、ずわいがには通常の握りの上に
キャンプファイヤーのように8段ずわいがにを積んでタワーのようになったりする
『こぼれ寿司(登録商標)』でも有名で、県内外からのお客さんで賑わいます。
←左は『こぼれいくら』。 すごいこぼれ具合デスw
←左奥『こぼれずわいがに』 左手前『こぼれうに』 うにはバフンウニとムラサキ
ウニの2種。 右奥は『こぼれ生しらす』 新鮮なのでほのかな甘味があります。
右手前の『こぼれいくら』と併せて 『こぼれ四天王』と注文するといっぺんに
写真のように出してもらうこともできます。
←左は沼津産の『かんぱち』 『駿河湾地あじ』 『黒むつ』。冬の沼津地魚3種盛り。
黒むつはムツとは全然違う近海のやや深場にいる大型魚で、鮨職人垂涎の超高級魚。
なにせ1尾でほぼ2万円もするので、気軽に入れるような寿司屋ではお目にかかることはまずないのデス。
味のほうは、口に入れるとかすかにトロけて甘味が出ます。ただ、それだけでなく旨みも強し。 ちなみに
魚類の中で最も肝の味がよい魚として知られ、超高級江戸前鮨では黒むつの握りの上にあぶった黒むつの肝
をのせて出したりします。 肝はないけど、その黒むつが回転寿司に!!
ちょっと熱く語りすぎたので、ちょっと休憩。
←左は普通にあん肝(アンコウの肝)です。深海魚の仲間ということで。
←『ヤガラ』 これも通常回転寿司ではまずお目にかかれません。体長は2mを超える
ものもいて、矢の柄のように細長く、細すぎて3分の1程度しか身がなく、あとは細
長い頭としっぽという、ちょっとグロテスクなフォルムです。タツノオトシゴの仲
間で、 汁物を作ると脂で濁らない上質な出汁がとれるのですが、高価すぎる上に、さばくのに相当の
技術が必要なので回転寿司では見れないのでしょう。 味は上品な白身のようで、旨みも相当です。
←『メジナ』 太平洋岸の磯に住み、比較的ローカルな存在でお安い魚です。
春以降は磯臭さが身に出てくるので美味しくないのですが、1月ごろの「寒めじな」
はクセがなく美味しくいただけるので1皿。 まあ、珍しかったので注文。
←『まぐろ5点盛り』
右から『ばち(メバチマグロのこと。市場では「ばち」と呼ぶ)』、『上赤身』、
『中トロ』、『大トロ』、『ねぎとろ』の順。
←『大トロ』 サシの入り具合を見て頂ければ、もはや説明不要ですネ
駿河湾地あじはもちろん、その他にも『ごそ』や『げほう』、『でんでん』、『あぶら
ぼうず』といった駿河湾の深海魚たちも鮨としてここでは味わえますヨ。
(姿はインターネット等でご確認ください。でも見ないほうがいいかも…(笑) )
富士山や御殿場などへお越しの際は、一度召し上がってみてはいかがですか??
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