◆◆ ケンサクくんのぐるめ紀行 【 84 】

ケンサクくんのグルメ紀行84 広島編① みっちゃんのお好み焼きの巻

      すっかり秋らしくなってきました。 

     気がつけば、ケンサクくんのグルメ紀行もすっかりお休みをいただいておりました。

     しばらくは、その間に撮りためておいた写真たちを一気に放出いたします。

   ここ数回は夏に訪れた広島シリーズ。  広島と言えばまずはお好み焼き。

  広島でお好み焼きと言えば、まずココ、「みっちゃん総本店」さん。

  広島風お好み焼き発祥の店として知られ、創業は原爆からの復興途上の昭和25年。

   開店時間ごろに行っても もう長蛇の列(><) しかたなしに順番待ちの最後尾へ…

  待ってる間に渡されたメニューをながめます。

   広島流お好み焼きは名古屋の方や大阪のお好み焼きとはかなり構造(?)が違います。

 「粉モン」と呼ばれる一般的なお好み焼きは粉を卵と溶いた中に具を入れて焼くのに対し、

  広島流の小麦生地は、焼き初めに鉄板にクレープ状にうすーく引くだけ、あとは使いま

 せん。ほぼ「粉モン」とは呼べない代物なのデス。

  メニューの中に広島風お好み焼きの分解図なるものが載ってたので、こちらをご参照あれ

 まずは鉄板の上に薄いクレープ状の生地を焼き、その上にかつおぶし。更に千切りキャベツ、

 天かす(これでキャベツともやしに味をつけていきます)、もやしを乗せて、その上に

 豚三枚肉。 さらにラードを入れて味に深みを出し、その上に焼きそば、さらに卵焼きで

 ふたをして、どろっとした特製ソースと青海苔をかけて完成。

  そばを入れるところや、ラード、もやし、昭和27発案のどろっとしたソース、この広島風

 お好みの大部分がみっちゃん発祥なのです。

  具材だけにとどまらず、食べるときの木の柄のついたヘラや、鉄板の上でヘラを使っ

 て食べるスタイルもみっちゃん発明とされています。  

  店そのものが広島風お好み焼きのレジェエンドたるみっちゃん、広島にきたら話の

 ネタとしてぜひ一度どうですか?

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 ←店内の様子。子ども連れからお一人様まで…満席です。

    比較的回転が早く、店内はてんやわんやです。

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 ←オリジナルどろっとソース(写真左)。

 ←キリン一番搾りも広島限定verです(写真中)。

 ←マヨネーズはさすが広島、カープ仕様です(写真右)

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←鉄板上ではキャベツとか山盛りなのですが…(左)

←ふっくらだけど表面はパリッとした焼き具合の麺が
   広島風の特徴です。 小麦部分は底のクレープ
    地のみで上からはほぼ見えません。(><)

 ←創業者の井畝満夫(いせ みつお)さんのポスターが張ってありました。

 ※広島人には「広島風お好み焼き」とよそ者に言われるのを不快に感じ、大阪のこそが
 「大阪風お好み焼き」で、広島のこそが「お好み焼き」と呼ぶべきものと信じて、主張
  される方が相当数いらっしゃるので、 広島で穏便に生きるためには「広島風」と言
  うのは我慢したほうがよいかもしれません。 <(_ _)>

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