増税まっしぐら
皆様こんにちは。営業部のかとうです( ´,_ゝ`)
今月、政府税制調査会より来年度の税制改正の概要が発表されました。
その中でも、遺産を相続した際に納める相続税については、課税対象から除く基礎控除額を縮小し、実質的に増税
する方向です。
現行の基礎控除は、5,000万円プラス法定相続人1人につき1,000万円を加えた額。夫が死亡して妻と2人の子供で
相続すれば、控除額は8,000万円となります。
土地などの相続財産から基礎控除などを差し引いた額が課税対象となり、控除額よりも相続財産が少なければ非
課税となります。この基礎控除5,000万円を3,000万~4,000万円程度に縮小する方向です。
富裕層に負担増を求め、所得や資産がより少ない人への社会保障サービスなどの財源にする「再分配機能」を強化
する狙いがあるようですね。
また、課税対象を増やす代わりに、財産の一部を生前に子どもに渡すことができる贈与税の非課税枠の対象を、孫
にも広げる方針です。若い世代が活用できれば、消費刺激効果が高いとみているようです。
現在では約5人に1人が相続税の課税対象者です。皆さんもいつか必ず直面する遺産相続。他人事ではありませんね。